養育費はいくらにするか?

(1) 養育費とは?

養育費とは、子どもを育てるために必要なお金のことを指し、子供を引き取らなかった側の親が負担することになります。

養育費の詳しい内訳は、衣食住の費用・教育費・医療費・ある程度の娯楽費などになり、生きていくために必要最小限度の金額というわけではありません。

また養育費は、親権の有無、面接交渉権の有無に関わらず支払わなくてもいけません。

つまり、「子どもと会う機会(面接交渉権)を与えてもらえないから、養育費は払わない」という主張は通らないということになります。


(2) 養育費の支払い基準

養育費の金額については、法律で決まりがあるわけではありません。父母の収入や生活レベルに応じて、個々に話し合いをして決めることになります。

ひとつの基準としては、子どもが親と同じ程度の生活ができるだけの金額を養育費として支払う必要があります。

なお、参考までに「東京・大阪養育費等研究会」が養育費の算定についてまとめたデータがありますので、ご覧いただけたらと思います。

養育費の算定に関するデータ 〜 判例タイムズ1111号(2003年4月1日号)引用 〜


(3) 養育費を決めるポイント

@ 期間

「いつまで支払わないとダメ」というような法律上の決まりはありませんが、子どもが成人するまで支払うのが一般的でしょう。

場合によっては、高校卒業・大学卒業までとする場合もあります。

A 金額

「子ども1人につき月額○円」とはっきり決めておきましょう。

B 支払方法

「毎月○日までに、○○の口座に振り込む」など、詳しく決めておきましょう。

一般的には、毎月子ども名義の通帳に振り込む形式が多いようですが、状況によっては一時払いとする場合もあります。